外壁塗装をするときは下塗りが必須！シーラーをはじめとする下塗り材の必要性を解説！

外壁塗装について考える際、上塗材と呼ばれる一番表面の塗料を重視して考えている方が多いのではないでしょうか。
確かに、上塗材は住宅の外観イメージを決定づけるものであり、慎重に決める必要があります。

しかし、上塗材と同様に下地塗料についてもしっかり考えておくことが重要です。
今回は、下地処理に用いられるシーラーについて紹介していきます。

□シーラーとは？

外壁塗装では、最終的に家の外観を決定する仕上げ塗料を塗る前に下地処理を行います。
この下地処理に用いられる塗料の1種がシーラーです。
選ぶ時には、下地の素材や状態、仕上げに使う塗料に合わせて適切なものを考えていく必要があります。

外壁塗装において、シーラーはとても大切な役割を持つ欠かせないものです。
ここでは、シーラーの役割について紹介していきます。

シーラーの大きな役割に、外壁や屋根などの塗装面と後から塗る塗料の密着性を高めるというものがあります。
シーラーを塗らずに塗装作業をした場合、塗装から数年で塗料が剥げてしまう可能性もあるため、シーラーを塗装しておくことが大切です。

シーラーを塗らずに上塗り塗料を塗ると、塗料が外壁に吸収されてしまい、色ムラが発生してしまう可能性があります。
シーラーを塗ることでシーラーが外壁と上塗り塗料との壁のような役割を果たし、塗料が外壁に吸収されるのを防げます。

また、外壁の中に塗料が吸収されてしまうと、表面をコーティングする効果がなくなり耐久性が落ちるという問題もあります。
そのため、シーラーを塗っておくことが外壁をきれいに丈夫に保っておくポイントといえます。

シーラーを塗ることによって、細かいひび割れが埋められ、素材の耐久性も高められます。
ひび割れがそのままになっていると塗装の仕上がりも悪くなってしまうため、耐久性と見た目という2つの点でも良い効果があります。

しかし、シーラーで埋められるのは細かいひび割れのみであり、幅が0.3ミリメートル以上である場合は補修材での下地調整が必要となるため注意しましょう。

シーラーは、外壁塗装においてとても重要であることをご理解いただけたでしょうか。
重要性を理解しないままシーラーを塗る工程を省いてしまうと後からさまざまな問題が生じる可能性が高いです。
外壁塗装を検討している方は、下地塗料についても十分に検討してみましょう。