1-1. 10年に1度の工事はあくまで目安

外壁塗装工事が必要とされる10年に1度というのは一般的な目安であり、環境や自然状況により異なります。

• 外壁にひび割れやふくらみが出てきた
• 外壁に触れると白い粉が手につく(専門用語でこれをチョーキング現象という)ことがある
• 壁がめくれてきた

このようなことが外壁に発生したときは外壁塗装工事が必要な場合がありますので、一般的に言われている10年という目安の時期よりも早い時期でも、専門業者に相談してください。

2-1. 下地を保護する

外壁塗装工事をすることで、家の構造の下地の保護ができます。先にも解説しましたが外壁は雨風や太陽光や気温の変化などの自然現象、排気ガスなどの影響を直接受けている部分です。ですから劣化するのは当たり前のことでしょう。 外壁が劣化してしまうとその下地も老化していきます。外壁塗装はそんな劣化を補修し下地を守る役割をしてくれるのです。 外壁塗装工事は、外壁のヒビやはがれを修繕して補強する工事もその工程にあります。これは下地処理といって外壁塗装工事の工程には欠かせない工事の一環です。この下地処理を行うことで外壁の強度がアップして、家の健康を守れるのです。

2-2. 防水性を復活させる

外壁塗装の2つ目の意味は防水効果をよみがえらせることです。防水性がなくなることで雨風などの自然現象に対する耐久性がなくなってしまいます。そのせいで外壁および外壁内部が腐ってしまい、家の老朽化が進みます。
外壁塗装は外壁の構造体の防水性を高め、その家が建った時に持っていた防水性をよみがえらせて家の寿命を延ばしてくれるのです。
目には見えませんが、外壁の防水性が低下するとじわりじわりと外壁から建物の内部が劣化してしまいます。

2-3. 外見を美しくする

外壁塗装工事を行うことで見た目もきれいになります。外壁工事は家を保護する工事ではありますが、外観が美しくなるのは素人でも目で確認できる利点です。
建物を保護するだけでなく、外壁塗装工事でかけがえのない住まいが美しくよみがえります。

3-1. 数件に依頼し見積もりを取って比較する

信頼のおける塗装業者を探すのには数件(2～3件)の業者から見積もりを取り、内容を比較してみましょう。信用のおける知り合いの方に外壁塗装業者を紹介してもらえるなら、この機会に利用してもいいでしょう。 ただ自分で外壁塗装業者を探す場合には、以下のような点に注意してください。

• 飛び込みできた業者やポスティングされたチラシの業者
• 契約を急がせる業者(「すぐに工事しなければ次回の大雨の時には壁の亀裂から雨漏りしますよ」などと工事をせかす)
• 見積もりの内容が大雑把な業者

まずは数社に見積もりを出してもらいその内容を見比べ、不明な点についてきちんとした説明がある業者であるかどうか判断しましょう。

3-2. 工事日程を自分でも把握しておこう

見積書をみて業者を判断するために、自分でも外壁工事の工程をある程度把握しておきましょう。一般的な外壁工事の日程を下記に記載しましたので参考にしてください。

外壁塗装は一般的に上記のような工程で行われます。中塗りや上塗りは塗装業者によって2回塗る場合もあります。 見積書の見方ではありませんが、外壁塗装工事は工事終了後、ほとんどの工事業者で補償期間を設けています。工事終了後、一定期間内に色が落ちた・剥がれたなどという場合は無償で塗り替えなどの工事を行ってもらえる制度です。そうした内容も見積もりの時に一緒に確認しておきましょう。

3-3. 季節を考える

外壁塗装は工事に適した季節があります。塗料を壁に塗り重ねる作業なので、塗料が乾きにくい梅雨の季節や冬は、外壁塗装工事にはあまりおすすめできない季節です。
日本では一般的に春や秋は外壁塗装に最適な季節とされ、塗装業者も繁忙期を迎えます。よい季節に作業してもらうためには工事計画を早めに立て予約を入れましょう。

3-4. ネットなどで検索するときは実績も確認!

インターネットでの検索が王道である今、外壁塗装業者探しもネットから探す方も多いことでしょう。外壁塗装業者をネット検索したときには、以下のような点に気を付けましょう。

• 一定の技能レベルのある職人もしくは経験豊かな職人がいるかどうか
• 施工事例や口コミ(お客様の声など)から検索した業者の実績を読み取る

上記のような個所に目を配り業者のホームページを読み取ってください。