塗料の1種であるシーラーとは?使い方から重要性までご紹介!

塗料の1種であるシーラーは、建築やリフォームにおいて欠かせないものです。
しかし、名前は聞いたことがあるけれど、どのような塗料か知らない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、シーラーの基本知識や使い分けのポイント、さらには塗装工程における重要性を解説します。

□欠かせない塗料!シーラーの基本とその役割とは?

シーラーとは、その名の通り「シールする」ことを目的とした下塗り用の塗料です。

*塗料シーラーの定義と起源

シーラーは「seal」つまり、「シールする・接着する・覆い隠す・塞ぐ」の意味を持つ英語から派生した用語です。
塗装前の下地処理に欠かせない塗料とされており、下塗り用の塗料として使われています。
シーラーを選ぶ際には、下地の素材や使用する仕上げ塗料に合わせて適切なタイプを選ぶことが肝心です。
下地を整え、塗料の密着を促進することで、塗装の品質を高める役割を担います。

*プライマー・フィラーとの違い

プライマーは「primary」=「最初の」という語源を持ち、塗装面と上塗り塗料との密着性を高める役割を果たします。

一方、フィラーは「filler」=「詰め物・埋めるもの」という意味からきており、主にモルタル外壁のひび割れや凸凹を埋め、下地を平滑にするために使用されます。
2つは似たものと思われがちですが、それぞれ異なる機能と特性を持ち、塗装工程で重要な役割を果たします。

□なぜシーラーは欠かせない塗料だといわれている?

シーラーは、ただの下塗り塗料にとどまらず、塗装工程において多岐にわたる重要な機能を担います。
具体的な4つの役割を理解することで、塗装の品質を大きく左右します。

1:下地と上塗り塗料のつなぎ役

塗装は通常、数回に分けて行われますが、シーラーがなければ中塗りや上塗りの塗料は下地に十分に密着しません。
シーラーはこのギャップを埋め、塗料がしっかりと定着するように作用します。
塗りが甘いと、塗装はすぐに劣化し、長持ちしません。

2:下地への染み込み防止

シーラーがないと、上塗り用の塗料が下地に染み込んでしまい、ムラができやすくなってしまいます。
シーラーを塗ることで、この問題を防ぎ、均一で美しい仕上がりを実現します。

3:機能性の付与

シーラーには、カビやサビ防止、遮熱などの特殊な機能を持つものもあります。
これにより、重ね塗りされる塗料の性能を最大限に引き出せます。

4:塗料の色彩を際立たせる

シーラーを塗ることで、上塗りする塗料の色がより鮮やかに映えます。
これは、特に色彩を重視する塗装プロジェクトにおいて、大きなメリットです。

□まとめ

この記事では、塗料の1種であるシーラーの基本知識やフィラーとの違い、重要性について解説しました。
シーラーは、下地の状態を整えて塗料の密着性を高めて、塗装の品質と耐久性を向上させます。
役割をしることで、安心して暮らせる家を保ち続けられるよう、参考にしていただければ幸いです。

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