外壁のカビは、見た目の問題だけでなく、家全体の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンスや発生原因を減らして、カビを防ぐことが欠かせません。
しかし、カビが発生する原因や対処法を知らなければ、適切な対応はできませんよね。
そこで今回は、外壁のカビが発生する原因とカビの除去方法についてご紹介します。

□外壁にカビが発生する原因

＊カビが発生する最も大きな原因

外壁の塗膜が劣化すると、カビの発生しやすい環境が生じます。
塗膜が劣化すると、外壁の保護機能を低下させ、湿気が内部に浸透しやすくなってしまいます。
この塗膜の劣化によって湿気が生じてしまうことが、カビの原因です。

＊カビの繁殖しやすい環境とは

湿度の高い環境は、カビの繁殖にとって理想的な条件が整った環境です。
雨が多い季節や、日陰となる北側の壁では特に注意が必要です。
湿気を好むカビは、こうした場所で急速に増殖し、外壁の劣化を加速させます。
湿度が高い場所では、カビの胞子が空気中に漂いやすく、家の中にも侵入しやすくなります。

＊結露を放置するとカビに繋がる

結露は、屋内外の温度差によって発生します。
この結露が外壁にも生じると、カビの繁殖を促進させてしまいます。
特に冬場の結露は、カビの問題を深刻化させる一因となるので、注意が必要です。
結露による湿気は、カビだけでなく、木材の腐食や金属部分の錆の原因にもなり得ます。

□外壁に生じたカビの効果的な除去法

では、実際に外壁にカビが生じてしまったら、どのように対処・除去すれば良いのでしょうか。
方法は、2つに分けられます。

1.自力でカビを除去する

外壁のカビを自分で除去する場合、まずは水洗いから始めましょう。
スポンジと水を使い、優しく擦りながらカビを落とします。

ただし、擦りすぎは塗膜を傷める原因にもなるため、注意が必要です。
カビを除去した後は、水分が残らないようにしっかりと乾燥させることが重要です。

水洗いだけでは落ちない頑固なカビには、専用の洗剤を使用します。
市販されているカビ取り洗剤は、効果的にカビを除去できますが、使用する際は製品の指示に従ってください。

2.プロの力を借りる

自分での除去が難しい場合は、専門の会社に依頼するのが最も確実です。
高圧洗浄やバイオ洗浄など、プロならではの方法でカビを根本から取り除きます。
プロに依頼することで、外壁の塗膜を傷めることなく、効率的にカビを除去することが可能です。
依頼する際には、当社のように国家資格を保有したスタッフのいる信頼できる会社に依頼しましょう。

□まとめ

外壁のカビは見た目の美しさを損ねるだけでなく、家の健康にも影響を与えます。
カビが発生してしまう原因は湿気で、塗膜の劣化や結露によって起こります。
もし、外壁にカビが発生してしまった場合には、自分で水洗いをする方法も有効です。
自力で対処できない際には、外壁塗装を行う会社に依頼するといった対処方法もありますので、ご自身にあった方法を選んでみてください。