塗料は1つではない!「溶剤系」と「水性」について知ろう!

外壁や屋根の塗装は家を丈夫なまま長持ちさせるためには、欠かせない作業です。
塗装する際に塗料を使用しますが、塗料には原料や特徴の違いによって種類分けされます。
そして、家を守るためには、塗装するだけではなく適切な種類の塗料を選ぶことが非常に重要と言えるのです。
そこで今回は、塗料の種類である、溶剤系塗料と水性塗料について紹介します。

□溶剤とは?

水性塗料は、「水性」という言葉がついているのでどのようなものか想像がつきやすいかも知れません。

しかし、溶剤系塗料の溶剤は、何を表しているのか分からない人が多いです。

溶剤系塗料の「溶剤」とは、シンナーのような有機溶剤を表しており、塗料を薄める液体である、希釈剤の役割を持ちます。
塗料は、主に樹脂と顔料、添加物、希釈剤からできており、希釈剤の違いによって水性塗料と溶剤系塗料に分けられます。
つまり、その希釈剤が溶剤か水かによって塗料の名前が異なるのです。

□溶剤系塗料と水性塗料について

*溶剤系塗料について

溶剤系塗料とは油性塗料とも呼ばれ、よく水性塗料と比べられます。
では、どのような特徴が溶剤系塗料にはあるのでしょうか。

1:耐久性

溶剤系塗料は一般的に耐久性が高く、塗られた表面を長期間保護します。
また、耐候性に優れており、外部の気候条件にも強く対応できるという特徴を持っています。

2:耐薬品性

溶剤系塗料は、一般的な薬品に対しても耐性を持っています。
化学物質や酸、アルカリなどに対しても優れた耐性を発揮し、塗装面を保護できるのです。

*水性塗料について

水性塗料は、希釈剤に水を使用した塗料です。
以下に、水性塗料の特徴をいくつか紹介します。

1:環境に優しい

水性塗料は、有機溶剤を使用せずに水を主成分としているため、揮発性有機化合物(VOC)や有害物質の排出が少なく、環境への負荷が低いとされています。
また、塗料の製造工程や廃棄物処理などの面でも環境へ配慮されているので、環境に配慮して塗装したい場合は、水性塗料の使用がおすすめです。

2:安全性

水性塗料は、有機溶剤を使用しないため、揮発性が低く、塗布時の匂いや刺激が少ないとされています。
また、有害物質の含有量が低いため、人体への影響や健康へのリスクが低いです。

□まとめ

溶剤系塗料と水性塗料は、希釈剤の違いによって種類分けされたものです。
他にもさまざま種類分けがされており、溶剤系か水性かどうかは、小さな種類分けでしかありません。
そのため、さまざまな種類の塗料の特徴を知って、自分の家に合った塗料を選ぶことが家を守る上では大切です。

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