無機塗料と言えば、他の塗料と毛色が異なりますよね。
メリットをよく聞きますが、実はトラブルを引き起こす可能性のあるデメリットも存在します。
そのため、無機塗料を外壁塗装で使いたいとお考えの方は、その良し悪しを見極める必要があります。
それでは、本記事で無機塗料について見ていきましょう。
□外壁塗装で使われる無機塗料の性質を解説します!
まずは、無機塗料の性質を解説します。
無機塗料には、あまり有機物が含まれていません。
カビはそれらを栄養としているため、無機塗料を塗装した外壁にはカビが発生しにくいでしょう。
無機塗料には、セラミックが含まれています。
これらは、雨や風、紫外線などの外的要因を受けにくい特徴を持っています。
そのため、外壁は外的要因による劣化が起きにくく、耐久性に優れていると言えるでしょう。
ガラスやセラミックなどの無機物を含んでいることで、無機塗料には高い耐火性があります。
物が燃える際に必要な炭素もあまり含んでいないため、無機塗料で外壁塗装された家は火に強いです。
□無機塗料に起こりうるトラブルを解説します!
次に、無機塗料に起こりうるトラブルを解説します。
「知らなくて後悔した」「後で知ってトラブルになった」と思わなくて済むように、無機塗料に関わる以下の3点を確認しておきましょう。
無機塗料は、ツヤなしを選べないことに注意しましょう。
ツヤありの塗料が好きな方は良いのですが、ツヤなしの無機塗料はほとんどありません。
ツヤなしの無機塗料が良いと思う方は、無機塗料の中でもツヤが3分・5分のものを選びましょう。
無機塗料は、一部の外壁材では使用できません。
メーカーによって異なりますが、サイディングボード・ガルバリウム鋼板・木部などで無機塗料が使えないことがあります。
ただし、ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂の塗料も特定の外壁材には使用できないため、これは無機塗料に限った話ではありません。
高価格であることも、無機塗料のネックです。
先ほど紹介した通り、無機塗料はカビを発生しにくくする効果があり、耐久性や耐火性に優れています。
このようなメリットがあるため、他の塗料より高価格です。
□まとめ
無機塗料は、あまり有機物が含まれていないため、カビが発生しにくい特徴があります。
耐久性や耐火性にも優れています。
その一方で、ツヤなしを選べなかったり、外壁材によっては無機塗料を塗装できなかったりします。
知らないままではトラブルになってしまう可能性があるため、ぜひ覚えておきましょう。