外壁塗装について調べていると、「ジョリパット」という言葉を目にすることがあります。
聞きなれない言葉ですが、いったいジョリパットとはどのようなものなのでしょうか。
この記事では、ジョリパットのメリットや注意点を解説するため、ぜひ最後まで読んでみてください。

□ジョリパットとは？

ジョリパットとは、モルタル外壁用の意匠性塗材のことです。
アイカ工業株式会社が1975年に発売し、その後も改良が重ねられている塗材です。

＊機能面のメリットを解説！

ジョリパットは、高い耐久性を誇っているため、塗り替えの回数を抑えられます。
汚れを落としやすいため、ご自身で汚れを落とせば、塗り替えの回数をさらに抑えられます。

また、遮光性があるため、色あせしにくいことが特徴的です。
他にも、耐火性・遮音性などに優れているメリットもあります。
そして、自然素材が使われているため、人に優しい塗材です。

＊デザイン面のメリットを解説！

ジョリパットは、カビが発生しにくいため、綺麗な外観を長く保てるでしょう。
また、180以上ものカラーバリエーションと、100以上のデザインがあるため、オリジナリティのある外壁に仕上げられるでしょう。
外壁に模様が付けられることも、魅力的ですよね。

□ジョリパットの注意点とは？

ジョリパットには、注意点も存在します。

まず、ジョリパットには独自の工法があることです。
そのため、ジョリパットを扱いなれている職人さんがいるかどうかを、塗装会社に確認してみましょう。

次に、汚れがたまりやすいことです。
ジョリパットは質感が特徴的で、表面の凹凸に汚れがたまりやすい構造になっています。
放置すると耐久性が落ちるため、汚れを見つけたら早めに落とすことが大切です。

そして、施工費用が安価でないことです。
高耐久である分、フッ素塗料と同等程度の費用がかかります。

さらに、高圧洗浄機が使えないことです。
厳密には、それを使ってしまうと、表面の凹凸のデザインが欠ける可能性があるということです。
高圧の水が内部へ吸水されやすくなることもあるため、ジョリパットに高圧洗浄機は使いにくいことを覚えておきましょう。

□まとめ

今回は、ジョリパットとは何かを解説しました。
モルタル外壁用の意匠性塗材であるジョリパットは、機能面とデザイン面の両方において優れています。
ただし、凹凸のある表面は汚れがたまりやすいため、注意が必要です。
ジョリパットを使う場合は、ジョリパットに慣れている会社かどうかを調べてみましょう。