外壁塗装の水性塗料と油性塗料の違いは?

新築から10年以上経つと、外壁の劣化が少しずつ気になり出すようになります。
外壁の劣化は放置せずに、再塗装して定期的に修繕していくことが家を長持ちさせるためには大切です。
しかし、外壁塗装にはさまざまな塗料の種類があり、はじめての外壁塗装で何を選んだらいいか迷われる方もいるでしょう。
今回は、外壁塗装の水性塗料と油性塗料の違いについて特徴をご紹介します。

□水性塗料と油性塗料の違い

外壁塗装に使う塗料は、「顔料」「樹脂」「添加物」の3つで構成されています。
これらはそれぞれが液体なわけではなく、固体の状態で存在します。
そのため、塗装に塗料として使うには液体に溶かして薄めて壁に塗り、乾かす際に液体を蒸発さえて壁に塗料を密着させます。

水性塗料と油性塗料の違いは、「塗料を何の液体に溶かして薄めるか」で区別されます。

水性塗料は、名前のとおり「水」に溶かして外壁塗装に使います。
一方、油性塗料は「シンナー(有機溶剤)」に溶かして使用します。
また、油性塗料はさらに「弱溶剤」で溶かすタイプと「強溶剤」で溶かすタイプに分かれています。
住宅の外壁塗装に使われるのは、水性塗料と弱溶剤の油性塗料の2つのタイプです。

□水性塗料と油性塗料を徹底比較!

*耐久性の比較

塗料には「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」などの種類があり、それぞれに水性塗料・油性塗料があります。
いずれの塗料であっても、耐久性は油性の方が優れています。

アクリル塗料の水性の耐久性は1~3年、油性の耐久性は3~5年ほどです。
ウレタン塗料の水性の耐久性は3~10年、油性の耐久性は8~10年ほどです。
シリコン塗料の水性の耐久性は5~13年、油性の耐久性は10~15年ほど。
フッ素塗料の水性の耐久性は8~15年、油性の耐久性は15~20年ほどとなっています。

このように、確かに水性よりも油性の方が耐久性は高いので、耐久性を重視される方には油性塗料がおすすめです。
しかし、上記のように塗料によっては一概に油性の方が良いというわけではありません。
例えば、アクリルの油性塗料を選ぶよりも、フッ素の水性塗料を選んだ方が耐久性は高くなります。
塗料の種類によって特徴が異なりますので、詳しくはお気軽に当社までお問い合わせください。

*臭いの比較

臭いの面では、油性塗料はシンナーに溶かして使用するのでシンナー特有の臭いがどうしても気になります。
一方水性塗料であれば、水に溶かして使用するので比較的臭いが少なく、環境にも優しいです。

臭いに敏感な方やペットや小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、外壁塗装期間中ずっとシンナーの臭いがするのは辛いかもしれません。
そのようなご家庭では、水性塗料を選ぶことをおすすめします。

□まとめ

今回は、はじめて外壁塗装をお考えの方へ水性塗料と油性塗料の違いをご紹介しました。
油性塗料は耐久性に優れており、水性塗料は臭いも害も少ないので安心です。
アクリル、ウレタンなどの塗料の種類によっても特徴が異なりますので、まずはお気軽に当社までご相談ください。

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