金属部の塗装!

外壁や屋根、エクステリア周辺の金属部分にはサビ対策を

大切な家を保護し、美しく安全に保つために欠かせないのが塗装です。とくに金属部分はサビやすいという特徴があるため、こまめに塗装を行う必要があります。 今回は住宅における金属部分について、その塗装方法や注意点について詳しく紹介します。

1. どんな場所に金属が使われているの?

家を構成している外壁や屋根には、金属でできた部分が意外と多く存在します。外壁塗装を行う際、それらの金属部には専用の塗装を行う必要があります。ここでは、一体どのような場所に金属が使われているのかを確認してみましょう。

1-1. 外壁周辺

外壁本体が金属製であるという住宅もあります。これらは金属サイディングとも呼ばれており、そのモダンな雰囲気から近年人気を集めています。ガルバリウム銅板と呼ばれる、サビに強い素材もありますが、傷がついてしまったりしてコーティングがはがれてしまうと、そこからサビが広がってしまう可能性があるでしょう。

1-2. 屋根周辺

最近では、金属屋根を取り入れている住宅も増えてきました。なかでも、形成金属屋根材は、比較的サビに強いといわれています。また、一般的な化粧ストレートの屋根においても、棟板金という金属部分が必ず取り付けられているはずです。
ほかにも、銅板の屋根材や瓦棒や金属瓦などのさまざまな部品が使われています。サビがひどくなってしまうと、その部分のサビ落としだけでなく、屋根を一式交換する必要が出てくる可能性があります。そのため、定期的なメンテナンスが重要となってくるでしょう。

1-3. エクステリア周辺

エクステリア周辺には、多くの金属が利用されています。たとえば、ポスト、フェンス、雨戸、雨どいを固定している部品、シャッター、門扉などがあげられます。どれも、家の印象を左右するような重要な場所ばかりです。これらがサビついていたり、塗装がはがれてしまっていたりすると、家自体に古く汚れた印象を与えてしまいます。外壁塗装の工事を行うのに合わせて、これらのチェックも同時に行いましょう。

2. 金属部の塗装のやり方は?

金属部分の塗装は、サビと深い関係があります。そのほかの部分とは異なった技術や薬剤が必要となってくるため、適切な方法で行う必要があるでしょう。ここでは、一般的な手順をわかりやすく解説します。

2-1. 下地を整える

まずは、サビやすでに塗ってある塗装を落とすところから開始します。サビを落とすこれらの作業はケレンと呼ばれています。強力な電動工具を利用する場合もあれば、サンドペーパーやワイヤーブラシを利用して手作業で行う場合もあるでしょう。また、塗料の密着度をよくするために、細かな傷をつけ研磨することもあります。

2-2. 下塗り

下塗りでは、サビ止め専門の塗料を塗っていきます。一般的には、エボキシ樹脂系が使われており、これらをローラーや刷毛で塗っていきます。

2-3. 中塗り・上塗り

中塗りや上塗りでは、シリコン塗料やフッ素系塗料が主に利用されています。塗料によって、色や価格、耐久年数が異なるため、担当者と相談しながら適切なもの選びましょう。
金属部分の色味は、その周りの色とバランスを見ながら決めることが必要不可欠です。カラーシミュレーションなどを利用しながら慎重に色決めを行う必要があります。

3. 金属部の塗装ではサビに注意!

金属部の塗装は、何といってもサビとの戦いになります。どうしても雨にさらされ水に濡れてしまうことで、サビが起きやすくなってしまうのです。一般的な耐久年数としては5年と言われており、定期的に塗装をしたりチェックをしたりするのがおすすめです。ここでは、金属部の塗装とサビの関係について詳しく紹介します。

3-1. なぜサビが発生するの?

金属部に塗装を行いコーティングしていれば、サビは発生しません。しかし、これらの塗装が経年劣化や地震にともない剥がれてきたり、ひび割れたりすると、内部の金属部がむき出しになってしまうのです。さらにこのサビを放置しておくと、塗装が残っている部分にもダメージを与え、周りをどんどん侵食していくという特徴もあります。

3-2. サビが発生したらどうなるの?

サビが発生してしまうと、見た目が悪くなるという以外にもさまざまなリスクが考えられます。たとえば、強度の低下があげられます。手で触れるとボロボロと崩れ落ちてしまったり、開け閉めがスムーズにいかなくなったりと、その機能性を著しく下げてしまう可能性があるのです。
このように、手で触れただけで崩れ落ちるという状態までになってしまうと、そのパーツをすべて取り替える必要があり、大きな金額がかかってしまいます。そのためにも、定期的に塗装を行い、金属部を守ることが大切なのです。また上記でも説明した通り、一箇所がサビてしまうとそのサビを含んだ雨水が付着した場所にもどんどん広がっていきます。この現象は、もらいサビとも呼ばれており、早めの対処で防げます。

4. まとめ

今回は外壁塗装の中でも、サビつきやすい金属部の塗装方法についてご紹介しました。どんな家にも、必ず数カ所は金属部分が使用されているはずです。見た目を美しくするだけでなく、安全を守るためにも、定期的に塗装を行うことが必要です。 神奈川県横浜市にあります「株式会社高一」では、外壁塗装や屋根塗装に加えて、金属部の塗装もうけたまわっております。国家資格を持った経験豊富な技術者が対応いたしますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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