基礎塗装のデメリットとは?リスクを理解して賢く選択しよう

家の基礎部分の塗装は、見た目の美観を保つだけでなく、建物の耐久性を高める効果も期待できます。
しかし、一方で、基礎塗装には注意すべきデメリットも存在します。

本記事では基礎塗装が必要かどうかの判断ポイント、そしてメリット・デメリットについて説明します。

□基礎塗装の可否と判断ポイント

基礎部分に塗装が可能かどうかは、住宅の立地条件や基礎の状態によって異なります。
ほとんどの住宅の基礎部分はコンクリートで作られており、専用の塗料を使うことで塗装は可能です。
しかし、塗装するべきかどうかは慎重に判断する必要があります。

 

1: 塗装の可否
基礎部分に塗装が可能である理由は、コンクリートの表面にモルタルを薄く塗る仕上げが施されているためです。
このモルタルに対して専用の塗料を使用することで、塗装が可能となります。

 

2: 判断のポイント
塗装するかどうかの判断は、立地条件と基礎の状態に依存します。
例えば、寒暖の差が激しい地域や降水量・降雪量が多い地域では、基礎が受けるダメージが異なります。
さらに、幹線道路沿いや揺れやすい場所にある建物は、基礎が劣化しやすい傾向があります。
このような場合には、定期的なメンテナンスが必要となります。

 

3: 新築時の塗装
最近では、新築時に基礎部分に塗装されている物件も多く見られます。
しかし、塗膜が劣化することがあるため、外壁と同時に塗り替えることが推奨されます。
美観を保つためにも、外壁と基礎部分を一緒に塗装することが効果的です。

□基礎塗装のメリットとデメリットの詳細

基礎塗装には、防水性の向上や美観性の向上などのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
ここでは、基礎塗装の具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

 

1: 基礎を塗装するメリット
・防水性の向上
基礎塗装を施すことで、コンクリートが直接水にさらされるのを防ぎ、防水性が向上します。

・中性化の抑制
コンクリートの中性化を抑制することで、基礎の耐久性を保つことができます。

・美観性の向上
塗装により、基礎部分の見た目が整い、建物全体の美観が向上します。

・苔やカビの発生を防ぐ
基礎部分は地面に近く、湿気がこもりやすいため、苔やカビの発生を防ぐ効果があります。

・シロアリ防止
塗装により、シロアリの侵入を防ぐことができます。

 

2: 基礎を塗装するデメリット
・劣化や損傷が隠れてしまう
塗装によって基礎の劣化や損傷が見えにくくなるため、早期発見が難しくなります。

・屋内での水漏れの発見が遅れる
防水性が向上することで、屋内での水漏れが外に現れにくくなり、発見が遅れる可能性があります。

・定期的な塗り替えが必要
塗装は永続的ではないため、定期的に塗り替える必要があります。塗料の種類によりますが、平均して10年程度が耐用年数とされています。

 

3: 損傷のある場合の注意点
損傷がある場合は、まず適切な補修を行ってから塗装を施すことが重要です。
基礎補修には、Uカットシール工法やビックス工法、アラミド繊維シート工法などがあり、専門業者に相談することが推奨されます。

□まとめ

基礎塗装は、防水性や美観性の向上など多くのメリットがありますが、劣化や損傷の発見が遅れるなどのデメリットも存在します。
基礎部分の状態や立地条件を考慮し、適切な判断を行うことが重要です。

塗装を検討する際は、当社のような専門業者に相談し、最適な選択をすることをお勧めします。
基礎塗装に関する詳細な情報を把握し、賢く選択することで、建物の長寿命化と美観の維持を実現しましょう。

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