安心して暮らせる家をつくる上で疑問や不安は尽きないものです。
特に、外壁塗装の必要性とタイミングや時期は気になるポイントの1つ。
そこで今回は、適切な外壁塗装のタイミングや時期に焦点を当て、安心して暮らせる家を長期間維持する方法をご紹介します。
□新築住宅の外壁塗装はいつ行うべき?
外壁塗装の最適なタイミングは、多くの要素によって異なりますが、一般的に10年周期で行う家庭が多いです。
しかし、これは塗料の種類や住宅の建築材料によって異なるため、塗装のタイミングを考える際には、以下の2点を確認しましょう。
*塗料の耐用年数
塗料の耐用年数によって、外壁塗装が必要となるタイミングは異なります。
アクリル樹脂塗料やウレタン系塗料は比較的短い耐用年数を持ちますが、シリコン系やフッ素系塗料はより長い耐用年数を誇ります。
したがって、どの塗料を選んでいたかを確認し、耐用年数を元に外壁塗装を行うようにしましょう。
メンテナンスが苦手な方は耐用年数の長い塗料をあらかじめ選んでおくことも方法の1つです。
*建築材と外壁材の耐用年数
外壁塗装が必要なタイミングは、塗装が剥がれたタイミングだけではありません。
外壁塗装には、家全体の耐久性を高める役割もあります。
そのため、木造や鉄骨鉄筋コンクリート造のように建築材によって異なる耐用年数を考慮し、塗り替えのタイミングを判断しましょう。
また、外壁材の種類も確認しておくことをおすすめします。
窯業系サイディングやモルタルなどの外壁材の耐用年数も、種類によって異なるからです。
□外壁塗装に最適な時期はいつ?
外壁塗装は基本的に、どの時期でも行えます。
外壁塗装に最適な時期を判断するためには、季節ごとの外壁塗装への影響を理解しておくことが重要です。
気候条件と地域の特性を考慮して、計画を立てるようにしましょう。
1:春と外壁塗装
春は安定した気候で塗料が乾きやすく、外壁塗装を行うのに最適な時期です。
しかし、雨が降ると工事が中断されてしまう可能性もあるため、雨の多い地域では計画的に作業を進める必要があります。
2:夏と外壁塗装
夏は高温で塗料の乾きが早いことがメリットとして挙げられますが、熱中症のリスクや窓の使用について注意が必要です。
3:秋と外壁塗装
秋は適度な湿度と温度で作業が行いやすいですが、台風の影響に注意しましょう。
台風の時期には、風と雨の両方の影響を受けてしまうため、避けることをおすすめします。
4:冬と外壁塗装
冬は乾燥していて塗料の定着が良いですが、日照時間の短さや寒冷地の気候条件による作業時間の短縮に留意が必要です。
□まとめ
外壁塗装が必要なタイミングは、塗料や外壁材の耐用年数によって判断できます。
外壁塗装は時期を問わず行えますが、季節ごとに受ける影響が異なります。
季節や地域の気候条件に合わせた塗装計画を立てることで、安心して暮らせる家を維持しましょう。