サイディングの工法は直貼り工法と通気工法!見分け方を解説!

サイディングは、外壁を美しく仕上げるための一般的な方法です。サイディングの工法にはいくつかの種類がありますが、代表的なものとして「直貼り工法」と「通気工法」があります。
以下にそれぞれの違いを解説します。

□サイディングの工法は2種類!

1:直貼り工法

直貼り工法は、外壁にサイディング材を直接取り付ける方法です。
壁面に下地材を施し、その上にサイディング材を貼り付けます。
サイディング材は、樹脂製や木製などの素材で作られており、様々なデザインや色があります。

直貼り工法の特徴は、外壁とサイディング材の間に隙間がないため、気密性が高く、水や風が入ってくることを高精度で防げます。
さらに、施工が比較的簡単で、効率的に施工できるという利点もあります。

しかし、直貼り工法では機密性が高い代わりに通気性が低くなる傾向があります。
そのため、湿気や水蒸気が壁内にたまりやすくなり、カビや腐食のリスクが増加する可能性があるのです。
湿気対策はしっかり行いましょう。

2:通気工法

通気工法は、外壁とサイディング材の間に空気の通り道を設ける方法です。
通気工法では、外壁に下地材を施し、その上に通気層を設置します。
そして、サイディング材をその上に取り付けます。

通気工法の特徴は、外壁とサイディング材の間に隙間ができるため、壁内の湿気や水蒸気が通気層を通って外部に排出されることです。
これにより、湿気や結露のリスクが低くなり、壁の耐久性を高められます。
また、断熱効果が高まるというメリットもあります。

しかし、通気工法は施工がやや複雑で時間がかかる場合があります。
また、通気層の設置により壁の厚みが増すため、建物の外観やスペースに影響を与える可能性もあるので、注意しましょう。

□直貼り工法と通気工法の見分け方とは?

1:直貼り工法の場合

直貼り工法では、外壁の表面にサイディング材が均一に貼り付けられています。
そのため、サイディング材同士の間に隙間がなく、見た目が滑らかで一体感があるという特徴を持っているのです。
また、通気工法では通気層の設置や通気孔の存在が必要ないため、外壁に突起や隙間がないことが特徴です。

2:通気工法の場合

一方で、通気工法では、外壁の表面にあるサイディング材に突起や隙間が見られます。
また、通気層が設けられており、サイディング材と外壁の間に空気の通り道が存在するのです。
通気層が設置されている場合、サイディング材の裏面や側面から通気孔や通気スペーサーが見えます。

□まとめ

サイディングには、2種類の工法が存在し、それぞれ違った特徴があります。
サイディングの外壁を採用している方は、1度どちらの工法か確認してみてください。
自分の家の工法が分かると、今後のメンテナンス方法も決まってきます。

また、サイディングの外壁にしようとお考えの方は、工法にこだわって自分に合った外壁にしましょう。

お問い合わせ

お見積り・お問い合わせはお気軽にどうぞ

  • 電話番号: 0120-805-115
  • お問い合わせ