リシン吹き付けで注意すべきこと!アスベストの危険性と適切な対処法を解説

築20年以上経った住宅のリフォーム。
そろそろ気になる方も多いのではないでしょうか。
しかし、築年数が古い住宅の場合、リシン吹き付けなど、アスベストが含まれている可能性があり、不安に感じている方もいるかもしれません。
 

□リシン吹き付けとアスベストの関係

 
リシン吹き付けは、過去にアスベストが使われていた可能性のある外壁材です。
アスベストは、かつて建築材料として広く使用されていましたが、人体に有害なことが判明し、2006年から全面禁止になりました。
そのため、リシン吹き付けの外壁を持つ住宅は、アスベストが含まれている可能性があり、リフォームの際には注意が必要です。
 
1:アスベストの危険性
 
アスベストは、非常に細い繊維状の鉱物で、吸い込むと肺に残り、呼吸器系の病気やガンを引き起こす恐れがあります。
アスベストを含む建材をそのまま放置しておくと、経年劣化によってアスベストが空気中に飛散し、健康被害のリスクが高まります。
 
2:リシン吹き付けとアスベストの関係
 
リシン吹き付けは、セメントや砂にアスベストを混ぜて吹き付ける工法で、1970年代から1980年代にかけて多く使用されていました。
そのため、この時代の住宅のリシン吹き付け外壁は、アスベストが含まれている可能性が高いです。
 
3:リフォームにおける注意点
 
リシン吹き付けの外壁がアスベストを含んでいるかどうかは、専門機関による調査が必要です。
リフォームを検討する際には、まずアスベストの有無を調査し、適切な対処法を検討することが重要です。
 
 

□アスベスト含有外壁のリフォームにおける適切な対処法

 
アスベスト含有外壁のリフォームでは、アスベストの飛散を防ぎながら、安全に施工を行う必要があります。
適切な対処法は、アスベストの含有量や建物の構造、リフォームの目的などによって異なります。
 
1:アスベスト含有壁を覆う方法
 
アスベスト含有壁の上に、新しい外壁材を施工することで、アスベストを封じ込め、飛散を防ぐことができます。
この方法は、アスベストの除去よりも費用を抑えられますが、外壁の厚みが増すため、建物全体のバランスに影響を与える可能性があります。
 
2:アスベスト含有壁を解体・除去する方法
 
アスベスト含有壁を完全に取り除くことで、アスベストのリスクを完全に解消できます。
ただし、この方法は、他の方法に比べて費用が高く、工期も長くなります。
また、解体・除去作業には、専門家による適切な処理が必要です。
 
3:専門家への依頼
 
アスベスト含有外壁のリフォームは、専門知識と技術が必要なため、必ず専門家に依頼しましょう。
専門家は、アスベストの調査、適切な施工方法の提案、安全な処理まで、トータルでサポートしてくれます。
 
 

□まとめ

 
リシン吹き付けの外壁を持つ住宅は、アスベストが含まれている可能性があります。
リフォームを行う際には、アスベストの有無を調査し、専門会社に相談して適切な対処法を選択することが重要です。
アスベストは、放置すると健康被害のリスクが高まるため、早めの対応が必要です。
安全で快適な住環境を実現するために、アスベストに関する知識を深め、適切な対策を講じていきましょう。

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