外壁塗装を検討しているみなさんは、どの塗料を選べば良いか迷っているのではないでしょうか。
費用を抑えたいけど耐久性も重視したい、そんな気持ち、よく分かります。
今回は、外壁塗装で人気の高い「シリコン塗料」に焦点を当て、その特徴やメリット・デメリットを徹底解説します。
シリコン塗料が向いている住宅や向いていない住宅、他の塗料との比較も詳しく紹介します。
この記事を読めば、自信を持って外壁塗装の塗料を選ぶことができるでしょう。
□シリコン塗料のメリットとは?特徴や基礎知識をご紹介
シリコン塗料は、シリコン系またはアクリルシリコン系の合成樹脂を主成分とした塗料です。
外壁塗装でよく耳にする「アクリルシリコン塗料」は、シリコン塗料の一種と考えて良いでしょう。
多くのメーカーが、アクリルシリコン塗料を略して「シリコン塗料」と呼んでいます。
1: シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、アクリル塗料に比べて耐久性が高く、汚れに強いのが特徴です。
具体的には、以下の様な特徴があります。
・優れた耐久性:
シリコン塗料は、アクリル塗料に比べて紫外線や雨風による劣化に強く、長持ちします。
そのため、外壁塗装の塗り替え周期を長くしたい方におすすめです。
・汚れにくさ:
シリコン塗料は、表面に特殊なシリコン樹脂をコーティングすることで、汚れが付きにくく、落としやすいという特徴があります。
雨水で汚れが流れ落ちやすく、セルフクリーニング効果も期待できます。
・透湿性:
シリコン塗料は、塗膜の中に湿気を逃がす「透湿性」があります。
そのため、外壁内部の湿気を逃がすことができ、結露防止にも役立ちます。
2: シリコン塗料と他の塗料との比較
シリコン塗料は、アクリル塗料、フッ素塗料、無機塗料など、様々な種類の塗料があります。
それぞれの塗料の特徴を比較することで、より最適な塗料を選ぶことができます。
・アクリル塗料:
アクリル塗料は、シリコン塗料よりも安価ですが、耐久性が低く、汚れも付きやすいです。
そのため、短期間で塗り替えが必要になる可能性があります。
・フッ素塗料:
フッ素塗料は、シリコン塗料よりも高価ですが、耐久性と汚れにくさに優れています。
特に、塩害や酸性雨に強いので、海沿いや工場地帯の住宅におすすめです。
・無機塗料:
無機塗料は、シリコン塗料よりもさらに耐久性が高く、汚れにくいです。
しかし、価格も高価で、施工が難しいというデメリットもあります。
□シリコン塗料が向いている住宅と向いていない住宅
シリコン塗料は、多くの住宅に適していますが、特に以下のような住宅におすすめです。
1: シリコン塗料が向いている住宅
・築年数が10年以上経過している住宅
・汚れが目立つ住宅
・耐用年数を長くしたい住宅
・費用を抑えたい住宅
2: シリコン塗料が向いていない住宅
・塩害や酸性雨の影響を受けやすい地域にある住宅
・最高レベルの耐久性を求める住宅
・予算に余裕がある住宅
シリコン塗料は、耐久性と価格のバランスが良く、多くの住宅に適しています。
しかし、上記のような条件に当てはまる場合は、他の塗料も検討してみましょう。
□まとめ
シリコン塗料は、耐久性、汚れにくさ、価格のバランスが良く、外壁塗装に最適な塗料の一つです。
しかし、住宅の状況や予算、求める性能によって最適な塗料は異なります。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたの住宅に最適な塗料を選んでください。
後悔のない外壁塗装を行うために、専門家に相談することもおすすめです。